AFTERLOST -消滅都市 について

「AFTER LOST - 消滅都市」が6月6日で一周年だったらしいので振り返ってみる。ちなみに今現在、1周年記念の告知すらなく2月下旬を最後に一切の更新が止まった状態。たいていのアプリは1歳まで生き延びられたことを祝ってアニバーサリーのイベントがあるものだけどこのアプリは徹底的に放置。おそらくこのアプリは「消滅都市」のおまけという位置づけになっていて、だから構う必要は無いということなのだろう。

自分の現状

最初は悪い印象ばかりでろくに遊ばなかったものの、WAVERUNNER登場以降は結構楽しんでいる。毎日10分未満のデイリー消化と、週に1度1時間程度のWAVERUNNER。もうコンテンツの追加は無く後はサービス終了を待つだけだろうが、新たなコンテンツに向けて鍛えるというより、タマシイの育成自体を楽しんでいる。課金も全くやっていないのでいつ終わってもいい気持ちで遊んでいる。

☆6がアキラ、ルナ、アイリ、ナミ、ルウ、リトルミル、リョウコ、ハヅキ、ガーヴァン、マリー、ユア、スミレ、ローズバンク、ジョニーウォーカー

☆5がアミ、ホムラ、チヨ、コールバーン、ミナコ、チアキ、アヤノ、サトル、レナ、ヤヨイ、ケイ、ルイ、ロウ。

このように戦力も充実している。

これまでのプレイ状況

サービス開始以前

最初から印象は最悪だった。というのも、消滅都市のゲーム性をそぎ落とした(ストーリーに特化した)ものだと言われていたので、そんなものが面白いはずないだろうと思っていた。

また、「プロジェクト消滅都市」と称してアニメ、コンシューマー版ゲーム、AFTERLOST、アイドル等が推進されていた時期でもあった。それはそれとして良いのだけど、同時に本家アプリである「消滅都市2(消滅都市0.)」の更新が明らかに鈍っていった。新たな降臨クエストの追加がなくなり、季節イベントでは周回クエストがなくランキングのみ追加される形になった。新規コンテンツは数ヶ月に一度のレイドとそれ用の簡単な降臨クエスト、毎年恒例のにゃんこ大戦争コラボ、それとアイドル関連のものしかなかった。

この状況を見て「運営は消滅都市を捨ててAFTERLOSTに乗り換える気か」とまで思わされた。そんな状況でAFTERLOSTに良い印象があるはずがない。主にゲーム性が好きで遊んできた消滅都市がこんな形で軽視され、捨てられようとしている。そう解釈した。

サービス開始当初

2019年6月6日にサービス開始。ともかく遊んでみないことには始まらない。そう思って遊んだが、当時AFTELOSTに限らず自分のやる気があまりなかったのもあり、ろくに進めていなかった。また後述するように1日にプレイできる素材クエスト数も限られており、やれることが無い状態でもあった。デイリークエストにしても最初は中級、上級はクリアできず、大した報酬ももらえなくてろくに進められない状態でもあった。もっとも、これについては最初のやり直し10連チケットを無駄に温存しようとした自分にも責任はあると思うが。実際未だにそのチケットは残している。もったいない症候群。

すぐにログインボーナス受け取りとデイリークエスト消化しかしないようになっていった。さらにはデイリーも面倒になり、いつしかログインすらしなくなった。

メインストーリークリア

9月21日から数日間、「消滅都市0.」の方で「太陽系第三惑星の片隅に咲く花」が開催された。遊んだ人の話ではAFTERLOSTのストーリーを踏まえた内容になっているということだった。これはやらないといけない、仕方ない、と思って重い腰を上げた。

頑張って進めて、9月24日にはロスト・ゼロも攻略できた。難所も多く、育成のために必死になった。どの属性の素材を優先的に集めるか考えたり、コインを使ってデイリークエストの残り回数を復活させたりした。課金まではせずに済んだが。

消滅都市のストーリーの振り返りができたのは良かったと思うし、AFTERLOSTならではのストーリーの追加要素も楽しめた。安全圏からストーリーを眺めているように思えたソラに身の危険が……?と思ったり。ストーリー自体はよくわからないところもあったけど。なんでタクヤが出てこれたんだろう、とか。まあよくわからないところがあるのは消滅都市も同じだし、僕も全てを理解することは諦めている。

バトルの戦略性についてはクリアまでの過程で少しずつわかってきた。消滅都市ほどではないものの、工夫する余地はある。その辺が理解できてくるとやりがいも出てきた。

EXバトル攻略

せっかく遊んできたのでクリア後のコンテンツにも挑戦してみることにした。少しだけサイドストーリーも遊んだが、やはり目標はEXバトル。ソウマ→ツキ→タイヨウ→ダイチ→ホシぐらいの順番だったと思う。11月11日に全部クリアできたらしい。

実装されたばかりのルウを運良く引けて、そこから世界が変わった。ルウ+アイリの「割合ダメージ+回復力アップ+限界突破回復」のおかげで非常に楽になった。あとはそれを軸にパーティを組み立てていった。育成し、関門を突破するという楽しみがあり、やりがいもあった。この時点である程度満足した。お金もかかってないし十分に楽しんだと思った。

スキップ機能

あるときからデイリークエストのスキップが可能になった。ゲームなのに遊ばずにスキップというのはどうなんだ、という思いもあるが攻撃が自動なこのゲームに関しては本当に作業でしかないのでスキップは大歓迎。これのおかげでデイリーミッションをこなす気になれたといっても過言ではない。素晴らしい変更だったと思う。

WAVERUNNER追加

12月2日、ロードマップにも書かれていた新コンテンツが突然追加された。WAVERUNNERという連戦コンテンツ。コトハが出てきた。要するに消滅都市でいうところのチャレンジャーに近いもの。2月にはこれが3種出揃った。

やってみると結構難しく、初回の数日間ではクリアできなかった。次の週からはクリアできるようになった。最初は前述のルウ、アイリに加え、ナミ、アイト、リョウコを入れて攻略したらしい。

このコンテンツは「FEVERゲージ上昇率アップ」のおかげでかなり気持ちよく戦えた。この強化が重なると高い頻度でFEVERに入ることができ、結構爽快感がある。さらに報酬が良い。レアな素材である「火の記憶」等が毎週各属性3個ずつ手に入る上、計30連ものガチャを無料で引ける。このおかげでこのゲームへの印象が良くなった。

やっぱり手持ちが強化されていく様子を見るのは楽しい。進化素材である「記憶」が少ないのは相変わらずだが、毎日少しだけ遊べばいいので長いまで見て育てていけばいい。焦ることもない。

なんだかんだ頑張ってて、これまでにアキラ・アイリ・リョウコ・ガーヴァン・ジョニーウォーカー・スミレの計7体を進化させることができた。記憶280個分だから相当な量だ。

WAVERUNNERは2月28日に最後の全属性クエストが追加されたが、ここで出てくる敵はメインストーリーで出てくるあらゆるボスという感じで、ソウマやダイチ、ツキ、タイヨウに果てにはロスト・ゼロまで現れる。これは事実上、このゲームの最後のコンテンツだと解釈していいと思った。

更新停止

2019年末頃に、AFTERLOSTから消滅都市へと人員を回し、消滅都市の更新に注力するという旨の発表があった。ゲーム内のお知らせに書かれた。納得の措置ではある。結局のところ、AFTERLOSTは既存の消滅都市ユーザーからそっぽを向かれたのだ。事前の印象は最悪、ゲーム性も消滅都市に劣る、手持ちの強化が遅い、etc...。当然の結末だと思った。消滅都市の方が大事なので僕もこれは良いことだと思った。

今後

2月28日以来完全に更新を止めてしまったAFTERLOST。6月30日までに期限が設定されたガチャがある。このガチャが終わったら新たなガチャが追加されるのか、それとも……。まあ僕としては変わらずに毎日、毎週少しだけ遊ぶスタイルを貫くのみだろう。大した負担にはならない。

今回は気まぐれで、もう先が長くないであろうこのアプリについて自分の思い出をまとめてみたくなったのでこうして長文を書いた。

ゲーム性について

良かったところと悪かったところも羅列しておこうと思ったがその前に消滅都市と比較してゲーム性について。これは良い悪いとは別なので。

消滅都市に比べてアクション要素は無し。スフィアを取ることはない。完全にターン性になり、自動的にこちらのタマシイが攻撃し、敵が攻撃をする。プレイヤーが介入できるのはFEVER突入と、スキル発動と、攻撃ターゲット指定のみ。自由度は低い。しかし、やれることが少ない分ひとつひとつの行動は重要になってくる。やってみると、少しスキル発動のタイミングを変えるだけで結果がかなり変わったりして、案外楽しめると思った。

編成についても考える余地はある。もっとも、これはあらゆるソシャゲにある要素だが。ただこのゲームは消滅都市と比べるとリーダースキルがないため、属性をあまり気にせずに編成できる。もちろん属性相性はあるが、それよりもスキルの内容の方が大事だったりする。FEVERに入るための連射とか。そこは自由度が結構あって良かったと思う。

ゲームバランスについて

ゲームバランスも良いと思った。ストーリー、EXバトル、EXバトルHARD、WAVERUNNER。程良い難しさがあり、編成を考えて工夫して攻略する楽しみがあった。

もっとも、これはタマシイの数が少ないからというのが要因としては大きいと思う。サービス開始からあまり時間が経っていないので、まだインフレが起こっておらず運営がバランスをコントロールしやすい。まだ消滅都市みたいにインフレでめちゃくちゃなことにはなっていない。

最後に追加されたジョニーウォーカーが唯一「スキルターン-1」というパッシブスキル(毎ターン5%の確率で発動)を持っていたり、その少し前に追加されたルウ等も「割合ダメージ」を持っていたり、インフレの兆候も見えていたが。

ストーリーについて

これも賛否両論なところ。僕は消滅都市の幅が拡がって良かったと思うけど。

良かったところ

このアプリの良かったところについて。

画質、音質

演出面は消滅都市より強化されていたと思った。タマシイがLive2D?で動くのは悪くない。既存BGMのアレンジも良かった。サントラが発売されたのは非常に良かったと思う。

アニメ版に合わせて描き起こされた各キャラクターの立ち絵を見るのも楽しみだった。イベントで出てくる一枚絵とかも。

ゲームバランス

前述の通り。

ガチャがいっぱい引ける

WAVERUNNERがあるおかげで毎週タダで30連が引ける。重ねるメリットが薄いこともあり、ガチャ1回あたりの価値はそれなりに高い。WAVERUNNERが無かったらどうなっていたことか……。

悪かったところ

育成の渋さ

1日5回までしか素材クエストが周回できないという狂気の仕様で、いつまで経っても手持ちが強化されず、変化が無くてつまらないと感じさせられた。

ちなみに、いつかの詫びのときに「小さなシズクx5」が配られたことがあった。あまりの渋さに目を疑った。どこまで育成させる気がないのかと……。まああっという間に育成されたらやることがなくなるからそれはそれで運営としても困るのだろうけど。いくらなんでもこれは。

レベル上げやスキル習得もそうだが、さらに渋いのが進化素材。各属性の「記憶」等は非常に希少で、一部クエストの初クリア報酬で手に入る以外はEXバトルで1日1個、WAVERUNNERで週に各属性3個のみ。それなのに☆6への進化には40個を必要とする。

WAVERUNNER追加前なら1体の進化に40日、追加後だと1週間に7+3x5=22個手に入るから約2週間。WAVERUNNERがあってようやくまだまとも、というところ。

タマシイ入手の困難さ

降臨クエスト等がなく、ガチャを引く以外に手持ちを増やす手段がない。しかしガチャを引くための石(コイン)は配布がかなり渋い。消滅都市と比べるとスキルレベルが存在しないため、タマシイ1体あたりの価値が高いので仕方ないのかもしれないが。ここでお金を払わせる意図があったのだろうが、僕は「それならもうこのゲームに課金なんかしなくていい」という方向に判断した。

タマシイが使い回し

消滅都市から絵を使い回している。動くようにはなったが。使い回しのタマシイをまた手に入れるために課金までするかというと、そんな気にはならない……。

全体的に「消滅都市でかつてやらされた苦労と同じようなことを何故またやらないといけないのか」という徒労感があったように思う。

本家アプリ「消滅都市」をないがしろにした

これはプロジェクト消滅都市全体の問題。少ないリソースでいろんなものに手を出して何もかもやろうとしたのが大失敗だと思う。本家を捨ててまでいろいろやってくれなくてよかった。

などなど。僕が思っていたことを一通りまとめた。